写真:良太さん DTP:takaDさん
写真:良太さん DTP:takaDさん

●コンピ企画第ニ弾は、ちょっと頭を使ったロボットCDです。●

 今回のCDの大きなテーマは「ロボット」。事前にひとりひとりと細かいテーマを打ちあわせて、参加者それぞれのロボット観を表現できるようなフィールドを用意しました。2011年の今誕生したこのCDは、もしかしたら、科学技術の更なる発展と共にやってくる、ロボットと私たちの新しい関わり方のうちの、なにかを予言しているのかもしれません。


 

<トラックリスト>

 

1. 「Physical Emotion」     a_hisa

ーロボットに感情はあるか?

2. 「オートマティスム」     ぼたもち

ー音楽と、ロボット。

3. 「まぬけロボット」      曲・歌詞:君島三夜 歌:琥遥ひより

ー何の役にも立たない、いるだけロボット。

4. 「過去の話」         風のウィン

ーロボットなんて想像もつかなかった時代の人々から届いた、あるメッセージ

5. 「パシュンテラクション」   ちきんぐ

ー踊るロボット、踊る人。踊らされるロボット、踊らされる人。

6. 「ASSEMBLE ENSEMBLE」  メロウ

-- --- ...- ..- ... --..-- .-.. .. ...- .

7. 「Irregular strikes」     有栖川 悠

ー産業用ロボットの暴走。制御不能。危機。

8. 「Behinnd Our Rising Sun」   曲・歌詞:Golmont 歌:Golmont

ーたったひとつの星に住む人間とロボット

9. 「Indifference to chasm」   風原

ーさあ今再び、ロボットに感情はあるか?

10.「ゼンマイライフ」      曲・歌詞:Itcha    歌:みちる 

ーThen, mylife?


クロスフェードデモ

 

Robo-compi corssfadeDemo by ITC STUDIO


ITC SELECTION 02 「ロボコンピ」


初回頒布 : M3-2011秋 2011年10月30日(日)東京流通センター

       ブース番号 [ き02a ] ITC STUDIO

ブースにて、良太さん作の「ろぼたんしおり」を先着順でプレゼント予定!

こんなの? http://twitpic.com/6ty9vh


 

通信販売 : 

11/15 通信販売開始しました!

サウンドマーケット CUE で通販やっています。 1枚900円。

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<Credit> 2011年10月5日現在の情報であり、現在と異なる場合があります。

 ♪楽曲参加者

・a_hisa   @a_hisa    hisaweb    

・ぼたもち  @botamot   ねこあしレコード 
・君島三夜  @kimizima38   君の音。

・風のウィン @wynwind   windy・way   

・ちきんぐ  @chic_king    鶏肉製造所     

・メロウ     @mel_ow    SONIQA     

・有栖川 悠     @u_aris           BACK_o     

・Golmont     @Golmont    Vastlands/Infernal Gates

・風原    @kazawara    霜葉妖奏 

・Itcha    @Itcha     ITC STUDIO        

 

♪歌唱参加者

・琥遥ひより   @Hiyoel    *Spring Tone*

・みちる   @skyer07    skyer      

 

♪マスタリング

・蒼77     @sou_77          蒼77 Official Website

 

♪ジャケット写真撮影

・良太            @twt_ryota   hi-sence    

 

♪ジャケットDTP

・takaD

 

♪特別協力bot

・ろぼたん  @twt_robotan [・ω・´]ホームページはもってないよ

 

でんわだよ!
でんわだよ!

<アーティスト・インタビューズ>


1.Physical Emotion   a_hisa

◯ロボコンピについて?

 以前からこういうテーマで作りたいと思っていたので、お誘い頂いた時はほんとに嬉しかったです。自分でも納得できる曲になりました。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 曲名の「Physical Emotion」は「物理的な感情」という意味なのですが、昔から「ロボットに心はあるか」という哲学があります。この曲はロボットに心、もとい感情が「ある」と仮定して作った曲です。
人間的な不安定でありながらも機械的な。そんな感じです。

 

 

 

2.オートマティスム ぼたもち

◯ロボコンピについて?

 コンセプトモノの同人CDというと、どれも似たりよったりになってしまいがちなイメージがありますが、ロボコンピで回されてきたそれぞれへの発注や取り組みを見ていてある種とがった企画で面白いなと思います。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 Itchaさんからの要望が「シュールレアリスム、電子音楽的な」ということでした。

的な。ってなんやねん。と感じつつ、シュールレアリスムをググると、技法としてオートマティスム(自動書記)とコラージュが出てきました。

 

オートマティスムとは眠りながらの口述や常軌を逸した高速で文章を書く実験などがあったらしいです。高速で鍵盤を叩きまくるのも今思えばよかったかと思うのですが、あんまり前衛的なことやっても浮きそうな気もしたので、聴きやすい範囲に収めつつ自動書記風に鍵盤を叩いて、その音をコラージュして(切って貼って回したりして)完成させました。

 

普段の作曲工程であればボツにするようなものを弾いたとしてもボツにせずになんとか残してみたのが特徴です。

 

3.まぬけロボット    

曲・ピアノ:君島 三夜

◯ロボコンピについて?

 いっちゃさんらしいコンピアルバムだなぁと、いつも打合せをしながら話を聞いてました。 ロボットのコンピレーションっていっても、ストレートにぴこぴこするのではなく、 ロボットに対して自分らしい個性を発揮したり、面白いコンピアルバムだと思います。 特に自分はピアノでの参加なので、新鮮な楽しい気持ちで取り組めました。

 

今猫が膝にのりながら、うってます~。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 ろぼこんぴ、というと私のスタイルでは一番遠いテーマかな、といっちゃさんから話を頂いたときは思いました。 何しろ、生演奏スタイルで作曲なので、ロボットとなると…と一ヶ月ぐらい頭をひねりました。 ロボットのアイデンティティは「必要とされること」、今回はそのアイデンティティがなくなったら、 というひとつの物語です。必要意義をなくした人間みたいなロボットは、 スタッカートで踊るように元気に走っていて、いつも馬鹿をするのです。 いつも作ってるしっとり目の曲調と違ってスタッカートをふんだんに使って、それでいてもロボットらしさを 出せるようにピアノで表現してみました。歌詞が出来るとすぐに音が浮かびました。 私なりの自分らしいロボットというテーマに挑戦できて、本当に楽しかったです。

 


うた:琥遥ひより

◯ロボコンピと「まぬけロボット」について

 憧れの対象であったり、恐怖の対象であったり、

はたまた軽蔑的な意味であったりと人によって様々ですが、

私の中ではもっぱら「友達・仲間」という認識で、あまり「ヒト」と差はありません。

ロボットだってロボットなりに考えるし、悩むし、必要とされると嬉しいし。

はじめて「マヌケロボット」の歌詞と楽曲を頂いたとき、すぐに映像が頭に浮かびました。

あとは自然と気持ちが入っていったので、とても気持ち良く楽しませて歌わせて頂きました。

「いるだけ」だった彼が夢を持ち、自分は自分であると受け入れていく。

そんな彼の気持ちが少しでも伝わったのなら嬉しいです。


4.過去の話  風のウィン

◯ロボコンピについて?

 普段ご一緒する事のないハイセンスな作曲家さんと同じディスクの中に曲がある事が光栄であります><皆それぞれ自分の担当するテーマの元、様々な角度でロボットについて考えているのでそういうところが面白かったのですよー!大窓(?)でのSkype会議で意見交換したりとか…大人数の企画ってやっぱりそういうとこ醍醐味だよねって思いました^^またこういう感じの企画があったらいいなー。ありがとうございました!

 

 

◯どうしてこういう曲にしたの?
 今回私は「人」に視点を置いて曲作りを行いました。言い過ぎかもですが、ロボットと言うと「近現代~未来」とか「電気回路」だとか「ロボットの」プログラムまたは感情というイメージがするのかなと思ってまして。そんな中で私が頂いたテーマは“ロボットなんて想像もつかなかった大昔”だったのです。そこでそうかロボットを作ったのは人間なんだよな、って考えてみたのです。
キーワード“大昔”から昔の人がどんなだったかなって妄想を何となく広がらせてみて。
未来へ革新していくって言う概念ができたのは現代の人の考えなんじゃないかなって思ったの。ほら昔って一年のサイクルの中でほぼ同じ事を繰り返すなぁって。例えば稲刈りなら春に種を蒔いて秋に刈り取るみたいな。技術革新だとかよく分からないけれど、同じような季節を幾度と巡るうちに少しずつ効率のよい方法を見つけていって、それを後の時代に比べて過去→未来ってイメージを作ったんだろうなってところに行きつきました。…あくまで空想だから違ったらごめんなさい。てなわけで昔の人が未来を引き出した過程を意識しましたとさ。ロボット関係なくなってる?!
散々ややこしい事を書いてみたけど、タイトルが“過去の話”でそのまんまの意味です。イメージは大昔の人が稲作している感じで、アジアーンな悠久の風を感じてほしかったりします。耕したり、草原に出かけてゆく人とか見えると嬉しいです。


5.パシュンテラクション ちきんぐ

◯ロボコンピについて?

 ありそうでなかったスキマさんg...スキマ企画だと思います。ひとつの物語を軸に進行したり、ある大きなテーマを与えられるようなものはありますが、「ロボット」はそれ自体だけではテーマにならない。それぞれが、ロボットをどう動かすか、どう捉えるかってところが曲に顕著に表れて、カラーの全く違う曲たちができるという、まさに自己進化型のコンピ!コンピの中のコンピ!自分がその中のひとつを担当させて頂けて嬉しい限りです。(ホントはロボットじゃないかと噂されている)Itchaさんありがとうございました。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 人間がロボットを模倣する動きでロボットダンスがありますが、ロボットが人間に近付いていくのと同様に人間もロボットになりたがってるかのようだな、と思いました。それで、個人的に好きなダンスミュージックであるインド音楽をモチーフにすることにしました。あの集団統率はまさに機械的、しかしその音楽は非常に人間的・民族的です。インドサウンドを基調としつつ、民族⇔機械の相互矛盾みたいなものを描けたらなと思いました。(とかカッコつけてますがただエレクトロとエスニックを混ぜたかっただけです、すみマセン)

 


6.ASSEMBLE ENSEMBLE メロウ

○ロボコンピについて?

 ロボットというテーマを塗りつぶしそうなくらい有機的で多様な曲が集まっていて、面白いもんだななどと思っております。このようなCD参加は初めてなので、この濃厚なコンテンツの一部品になれたことが嬉しいです。達成感。

 

○どうしてこういう曲にしたの?

 今回の曲を制作するに至った過程には、とにかく忠実にロボットを想うべしという気持ちがありました。考えていくうちに、実世界でも人間に利用され想像世界でも格好のネタにされているロボットたちが可哀想に感じられ、こうなれば人間を差し置いてロボットだけのための音楽を造ろうと思い立ちました。できるだけひろくロボットに伝わる言葉、ひろくロボット自身が伝えられる言葉。その想像の結論が「アセンブラ言語」と「モールス信号」でした。ヒトの言葉を知らないロボットにも、プログラムの言葉でなら伝わるかもしれない。声を持たないロボットでも、モールス信号でなら伝えられるかもしれない。人間が聴いたらちんぷんかんぷん。でもロボットたちにはちゃんと伝わっていて、虎視眈々と革命を目論んでいる…そんな姿をイメージしています。

 



7.Irregular strikes  有栖川 悠

◯ロボコンピについて?

 ロボットをテーマにした楽曲の幅の広さに驚かされました。あぁなるほどこういう解釈もあるんだなぁって

 

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

  Itcha先生から「ロボットをテーマにした曲を作りませんか!」とお話を頂いたときに、ちょうどテレビで「アイ,ロボット」を見たところでしたので、ロボットの反逆というか暴走をテーマにしたハードコアサウンドを作ろうと思いまして、Itcha先生との詳細打ち合わせでお話したところ、「それでいきましょう!」ということでテーマは実にすんなりと決まりました。実際のところは「アイ,ロボット」の要素以外にも後付けがいっぱいあったりしますが。で、次に、具体的ジャンルをどういう方向にするかいろいろ考えた結果、おそらくこのテーマに最も合うのはブレイクコアだろうという結論に至りました。

 

 

8.Behinnd Our Rising Sun  Golmont

◯ロボコンピについて?

 初めてM3のような販売イベントに曲を出すので、とても緊張していました。今回は作詞、作曲、ギター、ヴォーカル、音作りなど自分でできることは最大限にしたと思います。

 音程が正しく取れてないものもありますが、一音の歌い回しと聴かせ方については並々ならぬものを込めました。5種類の声質を使い分けていて、それぞれマイクの効果的な拾わせ方などが判らないまま進まざるを得なかったのですが、その中でグロウルは本当にいつも通りの録音でしたね(笑)かつて歌曲コンクールの一次審査で評価された音楽性が発揮できていれば幸いです。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 依頼が来た時にすぐにハードロックのリフが浮かんで曲に移していたのですが、なにぶんリードのメロディーが陳腐だったもので…6拍子に転換するBメロで、シンセがCPUを食いまくったあたりで折れてしまいました(苦笑) 

 それから日にちが経って、ある一つのフレーズ(頭の中では結構民族的な響きだったのですが…w)が浮かび、ギターで弾いてみたら「これなら最高の曲ができるんじゃないか」と思ってMSGSで軽く浮かんだ分を形にしてみたらなんとも愉快なことになってて(笑)、それでもと思ってDAWに移して制作に取り掛かりました。途中何度もおかしなことになってて自分で聴いても「うわー、ダサいなぁ」と何度も思いましたが、その都度改善策を考え、学校などでも空き時間を使って曲構成やヴォーカルラインを練り直したりしました。やはりこういうことを重ねてくると、曲が説得力を帯びてきます。佳境まで入ってきたときはラストまでどう持っていくか考えるのが楽しくて仕方がありませんでした。

 

 
 …さて、ロボットが作られる前に人類がいます。人類の前には哺乳類がいます。哺乳類の前には脊椎動物が…となり、辿っていくと最終的には地球の偶然が生成した、単細胞生物に行き着くのではないでしょうか。(こう書くと専門家の方に何を言われるか判りませんが、こういうコンセプトなのでお許しをw)言ってしまえば、太陽はどこにでもある恒星の一つに過ぎません。地球も、できた当初はどこにでもある惑星の一つであったのかもしれません。宇宙の偶然が生み出した生命の神秘。しかしそれらは滅ぼすことができる。ロボットが人間より強くなると最終的にはそれが起こるのでしょうか…?

 

 

9.「Indifference to chasm」  風原

◯ロボコンピについて?

 ずいぶんと濃いコンピになりましたね。skypeの会議窓で途中経過や完成した曲を聴いて面白い作品が集まっていると思ったものの、同じ土俵に立てる作品を自分が書くことができるのかという不安もありました。そうした交流を通じ、お互いが刺激になりながら制作することで出来上がったこのCD、聴き応え抜群だと思います。

 

◯どうしてこういう曲にしたの?

 テーマは「ロボットと感情」といったものでした。プログラムを書いた経験があれば分かると思うのですが、プログラムというものは空気を読んでくれません。相手に合わせることはなく、与えられた命令に忠実に従ってくれます。意思疎通の失敗による亀裂を意に介することなく踏み越えていくそんな楽譜を書きました。2拍子から9拍子まで、各種拍子を取りそろえております。

 


10.ゼンマイライフ  うた:みちる

◯ロボコンピと、この曲について?
 一口に「ロボット」と言っても、表現者さんが違うとこんなにもたくさんの色が生まれるんだ、とびっくりしています。私自身は「ゼンマイライフ」の歌を担当いたしました。今まで歌ったことのない不思議な曲だなあと思います。ロボットのことを描いた曲でありながら、私たち人間そのものが描かれている曲です。高音の連続、私自身もゼンマイ巻き巻きしながら歌いました(笑)

 

 

マスタリング 蒼77

◯ロボコンピについて、さくっと!

とても個性的な曲ばかりで楽しみつつMasteringさせて頂きました!

 

 

 

ジャケット写真担当  良太さん

◯写真について?

 写真としては、実は初めての仕事だったり・・・。

 楽曲参加とはまた違って、「CD」というモノとして見たら顔という場所なのでちょっとドキドキです。ロボット三原則と自由、ロボットの表情から何かを感じ取ってもらえれば幸いです。

 

 

 

d[・ω・´]ろぼたんもオススメのCDだよ


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